最近は、コミュニケーションの苦手意識を見つめていました。自己表現への苦手意識や生きている人間への恐怖感は未だに課題として残っています(山の中で人間に遭う方が熊と鉢合わせることよりも怖く感じます)。自分を晒してしまうと、世界から猛攻撃を受けるのではないのかという危惧感、無能さが露呈して非難されるような恐怖心が湧いてきます。そして心の何処かで、SNS を使いこなし自己表現をやりまくっている人達への羨望と軽蔑の混じった複雑な気持ちがあるのでした。不思議なもので仕事をしていた時の業務でのやり取りには恐怖心がありません。それは私が単に仕事上の役割を担っていて「私個人」を出していなかったからだと思います。
健康問題もそうですが、私はコントロールが効かないことへの恐怖心が強いのです。なので、コントロール不可である人の目に晒されることが怖いのだと思います。相手の表情や状態が見える一対一で直接会う場合には平気なのですが、メールを含めた顔の見えない声が聞こえないやり取りが苦手です。人の本音や意図がより一層見えない場所で、どうやって自分を出したりコミュニケーションをすればよいのでしょうか? 悪意を受けて袋叩きにされたり誤解を受けることしか想像できずに必要以上に深刻になってしまうのです。もちろん私のこうした知覚も、自身の投影にしか過ぎないのですが。
そんな苦手意識にまみれた中で、知人のライブ配信に出るという冒険をしてみました。向こうからやってきたお誘いを聖霊からの挑戦だと思い、勇気を出してやってみた自分を褒めたいと思います。配信後にその動画を見て、初めて自分が話している画像を見たのですが、そんなに悪くはないかなと思えました。
小さな一歩でした。