今年は神社仏閣に行く機会を多く頂きました。先週末に私と蘭丸さん、コース学習仲間の函南さんの三人で石清水八幡宮に参拝しました。三人で会うのは二年ぶりでした。
この日は夏が戻ってきたような暑い日でした。官幣大社でもあり大変格式の高い神社で、この日はお宮参りや可愛い七五三お祝いのご家族もいらっしゃいました。石清水八幡宮は酷く傷んでしまった境内修復の為に寄付を集めていらっしゃいます。私も微々たる額ですが協力させてもらいました。神社仏閣は日本の宝であり、尊い祈りの場所です。この修繕工事は大掛かりで莫大な費用がかかるようです。どうか必要な資金が集まり、無事に修復できますように(⇒https://iwashimizu.or.jp/daishuzo/)。
その後、車で大阪に移動します。前日 9 月 23 日が誕生日だった蘭丸さんのお誕生日祝いとのことで、昼食は函南さんにご馳走してもらいました。それから彼女のご自宅に訪問しました。
このブログでは、あまり函南さんのことを書いていないのですが、私達三人は定期的にスカイプで話したり、年に一度くらいの頻度で顔を合わせています。私がこれまで知り合った多くの人の中で、一番家庭環境が過酷だったのが彼女でした。テレビのドキュメンタリーで取り上げられるくらい非常識で酷い毒親の元で彼女は育ちました。数々の信じられないような悲惨な出来事を聞き、私は何度も胸が痛くなり腹が立ったのでした。
もともと地頭が良かったのと彼女自身の大きな努力もあり、現在は親と縁を切って社会人として自立し生活しています。初めて彼女の部屋を訪れてみて、持ち前のセンスの良さが光る素敵な空間でした。我が家は各所に動物の写真がペタペタと貼ってあるわちゃわちゃした空間なので、おしゃれの感性があるとこんなにも違うのかと思いました。いずれにせよ、数年に渡る彼女の大きな変化のプロセスを知っているので、感慨深くなりました。以前会った時よりもしっかりした感じ、地に足が着いた感じがしました。
彼女のように大きく自分を変えることができた人と、全く変わらない人と一体何が違うのだろうかと考えました。彼女は私達と一緒に数年に渡る自我の解体解除を行い、共に支え合って来ました。時には鋭い蘭丸さんの指摘を受け止め、またある時は楽しく談笑しました。私達の赦しの道は続いているのですが、日々の丁寧な赦しを続けて希望の光を絶やさなかった彼女を仲間として誇りに思います。
(写真は全て函南さんが撮ってくれました)