今年の春は、こちらは長雨が続いて桜がやっと咲き始めました。
若い人の歌に心を揺さぶられることが少なくなったのですが、羊文学さんの「光るとき」は初めてラジオから流れた時にハッとしました。光が風と共にぶわっと心に入ってくるような感じがしました。この歌はアニメ『平家物語』の主題歌にもなっていて、美しいアニメ画像と共に聴くと涙が出てしまうのです。
随分前に私の指導霊さんのことは書いたことがありました。その方とは別に、私の真後ろにいらっしゃる守護霊さんは、恐らく壇ノ浦の戦いを見届けた方なのか平家の方なのか、その辺りの「文(ふみ)読みの者」なのだそうです。「文読みの者」とは夢の中で指導霊さんが守護霊さんのことをそうおっしゃったからなのですが、具体的にどのようなお仕事をされていたのか私が日本史や古文に疎くて正確にはわからないのです。ただ学生時代に古文は苦手でしたがなぜか漢文は強かったので、もしかしたら平安時代のお役人で文書を配達して読み上げるお仕事の方だったのかもしれません(当時、男性が担っていた政治の世界では漢文が主だったはず)。壇ノ浦の戦いに関しても勝手に涙が出てくるというか、意味不明なのですが何処かでこれを見届けた感覚があって、生々しく感情が揺さぶられるのですよね。それは私の過去生というよりも、きっと守護霊さんの記憶なのだと思います。そして今の私としての話なのですが、源氏側の守護が強い土地では良い思い出が本当に無いのが不思議ですよね。再婚の為に関西の田舎に引っ越して来た時に、私は遠くに来てしまって色々と不安だったのに背景の方々は「都(みやこ・京都)が近くなって良かった」とか「やっとこちらに来られた」と嬉しそうに仰っていて、それが奇妙で可笑しかったのでした。私は東日本の人間なのですけれど。
来週、久しぶりに所用で京都市内に行くのです。きっと桜は満開でしょう。そしていつか機が熟したら、壇ノ浦にも行かなければいけない気がします。